あの時はそうせざるを得なかったんだ
もしも、あなたが今でも自分を責めてるとしたら、あの時の自分を許してあげようと思ってみてください。自分が自分の味方になってあげようって思ってみてください。

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カウンセリングサービスの前田薫です。

ドラマ「ドラゴン桜」に登場する平手友梨奈演じる楓という女の子。第1話で彼女はコンビニで万引きをします。その様子を主人公の弁護士、桜木(阿部寛)に見つかってしまいます。

楓は将来オリンピックの出場を有望視され、有名大学からもスカウトが来るほどのバドミントンの選手。家では元バドミントン選手の両親から、幼い頃から英才教育を受け、オリンピックの出場を期待されています。が、自分の膝の調子が思わしくないことに不安を感じているようでした。

楓の家庭は経済的に余裕がない、というわけでもないし、それが高額で手に入らない、というわけでもない。たかがお菓子ひとつをこっそりポケットに入れてコンビニを出るのです。

彼女は自分の精神のバランスを保つために、悪い子の部分というか「アンダーグラウンド」が必要だったんじゃないかと思います。

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話は変わります。私の話をします。

こう見えて子供の頃の私は優等生でした。両親も、優等生な私が嬉しかったんだろうなと思うし、私自身も素直に嬉しいと思っていたと思います。

でも、優等生でいられたのは小学2年生頃まででした。

理由は思い出せないのですが、だんだん勉強が難しくなったのか成績は下がるし、宿題が嫌で出されたプリントをため込むようになってしまいました。同時に、忘れ物もよくするようになりました。

両親には「しっかりしなさい」等とよく叱られるようになりました。でも、ご近所など周囲の大人は相変わらず「かしこい子」「しっかりしてる子」と言っていました。そういえば、当時は疑問にすら思わなかったのですが、そのご近所など周囲の大人はどうして私を「かしこい子」と認識していたのだろうか?と思います。

4年生の頃は最悪でした。私は担任の先生にもよく叱られるようになり、ビクビクするようになりました。家庭訪問でも私の不出来を先生が親に話すので、ばつが悪かったのを覚えています。私は小学校で唯一この先生だけは苦手だったので心細さみたいなものを感じていたと思います。誰も味方がいないように感じたんだと思います。

さらに私は優等生どころか、忘れ物一等賞という不名誉な賞を取ってしまいました。宿題でため込んだプリントをやっとまとめて提出しようとしたとき、同級生に見られてしまいバカにされたこともありました。

当然親はがっかりするし、なぜか周囲の大人の態度も少しずつ変わってきたように感じました。優等生に対する態度ではなくなってきたんです。ただここには誤解があって、今振り返ってみると、態度が変わったと感じた大人はごく一部でした。でも当時の私には、ひとりの大人の態度が大勢の態度に感じていたようです。

そんな頃でした。私は、咲いてる花になぜかイライラして、知り合いの家の花壇を荒らしました。

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ドラマを観ながら上記のことを思い出しました。

あの頃の私は、同級生に嫌われるのも怖かったけど、両親や先生や周囲の大人、大人の態度が変わるのが怖かったんだと思います。まあ、そうだろうなと思います。大人に見捨てられたら生きていけない、くらいに感じたんだと思います。その後、5年生になって勉強の成績は一時持ち直すのですが、また成績は下がり始めます。いつも不安や焦りでいっぱいだったなと思いました。いい子でいなくちゃいけないっていうプレッシャーってほんっとしんどかったなぁって思います。

こういうことを人に話すのはとても勇気が要るし怖いと感じると思います。私も、カウンセリングとはいえ人に話すまでに時間がかかりました。

もしもあなたが似たような経験をされて、今でも自分を責めてるとしたら、「そうせざるを得なかった理由」があるはずです。先ずはそんな自分を許してあげようと思ってみてください。あの時はそうするしかなかったんだって自分に何度も言ってあげてください


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